口内炎の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
震災後、孫が口内炎を繰り返しています。
体は細めで胃腸が弱いタイプで、何でも沢山食べるように話していますが、
なかなか食べてくれません。
風邪も引きやすく、扁桃腺など熱を出し、年に数回口内炎を繰り返しています。
口内炎の痛みや繰り返しは少しづつ、ストレスになり、精神的にイライラします。
そんな時は、市販のアフターを改善する 口内に貼る薬で助かり、漢方でいう
標治(症状をすばやく改善)です。
本治(根本的に改善)は、口腔は消化器系に支配されると漢方では考えます。
消化器は飮食物を取れ入れ 気(エネルギー)、血(健康な血液)、
津液(潤い)を作り、体のバランスやバリアで健康状態を保っています。
口内炎の原因として、消化器が弱く、体の気、血、津液が不足したタイプで、
慢性的に不足する事で、虚熱(潤い不足による熱)によって、
体内の余分な熱が原因で口内炎が繰り返してようです。
消化器の働きを改善し、体のバランス(気血津液)、陰液を補う事で虚熱を
冷まし治癒力を高める事で口内炎を改善します。
この様に熱の性質を見極めながら、症状に合った薬を選ぶ事を勧めました。
若いおばあさんも理解して頂き、「孫の養生と漢方薬をしっかり飲ませる」と
張り切ってお帰りになりました。
私も子供の頃、口内炎で悩みましたので、今回は少し気合を入れて書きました。
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